2005-04-10から1日間の記事一覧

拍手の終演

終演後、拍手に包まれながら笑顔を浮かべ、胸の前で両手を組んでゆっくりとお辞儀をするデームス氏。私は「ありがとうございました。とても勉強になりました。」と言いたい気分でいっぱいだった。音楽を聴き、味わう喜びをまたひとつ勉強させてもらった。

後半はシューマン

シューマンの演奏で用いられた楽器は1846年製の歴史的なピアノ。現代のピアノと較べると、幾分くぐもったような響きがする。特に高音部では、コンサートホールで聴きなれたスタインウェイのようなキーンと張りのある音色はなく、角の丸い、ややくすんだ音が…

まずは前半のバッハ

まずは、クラビチェンバロによるバッハの演奏。小規模なホールゆえ、チェンバロの小さな音も、ひとつひとつの音波の細部までよく聴こえる。いやはや、本当に贅沢。 さて、デームス氏の演奏はというと…正直言って、私は最初の平均律でちょっと戸惑ってしまっ…

今日のコンセプト

今日のコンサートの副題は「デームス・オン・フォルテピアノ」。バッハの時代のクラヴィチェンバロを復元したものでバッハの音楽を、シューマンの時代に作られた歴史的ピアノでシューマンの音楽を聴こう、という企画なのだ。しかも、奏者はウィーンの老匠、…

はじめて入るホール

フェニックスホールで音楽を聴くのはこれが初めてだ。ピアノ音楽好きの会社の上司から「かなりこじんまりしたホール」とは聞いていたのだけれど、なるほど、その通りだ。席は300席あまりで、舞台は階段2段分の高さしかない。ちょっとした金持ちなら、自宅の…

ザ・フェニックスホール 18:00〜

イェルク・デームス J.S.バッハ「平均律クラヴィア曲集第1部より 第1番」 J.S.バッハ「フランス組曲 第5番」 J.S.バッハ「カプリッチョ 変ロ長調『最愛の兄の旅立ちにあたって』」 J.S.バッハ「前奏曲とフーガとアレグロ 変ホ長調」 J.S.バッハ「平均律クラ…