2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ミミタコしたら金氏

田園交響曲を聴きながら感じたことは、ひと昔前のドイツ・オーストリア系巨匠のCDで聴き飽きた曲を金氏のライブで聴き直すと楽しいぞ、ということだった。先程から繰り返す通り、金氏のめざす音楽はシンプルで細やか。前回のブラームスでも今回の古典派でも…

モーツァルトも優しい

リンツ交響曲も、爽やかかつ繊細な金氏の音楽作りが徹底した演奏だった。この交響曲には、リズムを強調して躍動感溢れる音楽を立ち上がらせるアプローチも可能なのだろうけれど、金氏は、ふわりとした身軽な響き(しかし、痩せてはいない)にチャーミングでき…

ハイドン再発見?

実を言うと、私はハイドンにはあまり馴染みがない。所有しているCDはモーツァルト以降に偏重していて(バッハは唯一の例外としても)、よく考えてみるとハイドンの交響曲がおさめられたCDはどこを探してもない状態なのだ。現代の方には、カーターやベリオ、ペ…

ウィーン古典派

金氏は2年前から大阪センチュリー交響楽団と1年単位でテーマを定めた連続演奏会をおこなっている。2年前はウィーン浪漫派と称してブラームスやシューマンなどをとりあげ、昨年はウィーン幻想派と称してシェーンベルクやマーラーをとりあげていた。今年のテー…

今日の私は雑念だらけ

金聖響氏の指揮を聴くのは今日で2回目。2年前に同じ楽団でブラームスの第1と第4の交響曲を演奏するのを聴いた。目から鱗が落ちる程、見通しが良く、すっきりとした響きでスタイリッシュにまとめられた演奏が非常に印象に残っている。 ただし、この御方、私が…

ザ・シンフォニーホール 14:00〜

金聖響指揮 大阪センチュリー交響楽団 ハイドン 交響曲第104番 「ロンドン」 モーツァルト 交響曲第36番 「リンツ」 ベートーヴェン 交響曲第6番 「田園」