2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

特に左手協奏曲とダフニスが魅惑的

左手のための協奏曲の独奏をつとめた菊地洋子さんは、スラリとした長身の、笑顔が素敵な美女。演奏は意外な程に力強く、鍵盤を力強く押し込んでいくような骨太さが井上氏の引き出すオーケストラの響きといい相性。ふむふむ、こんなに熱いラヴェルもあるのか。…

井上氏独自の語法

前回の演奏会でも感じ、今日の演奏でも感じたのだが、井上氏は、音楽の冒頭から末尾までを完全な一本の線として聴かせるのが抜群にうまいようだ。しかもその線は極太でありながら、グネグネとかなり大胆な曲線を描いている。 極太一本曲線とラヴェルは一見混…

オール・ラヴェル・プログラム

井上道義氏によるオール・ラヴェル・プログラム。井上氏のライブは、去年の大フィル定期で急病のフェドセーエフの代演したのを聴いて以来2度目。前回はシチェドリンのカルメン組曲やドヴォルザークの交響曲第8番が演目で、その独特の音楽の盛り上げ方という…

ザ・シンフォニーホール 19:00〜

井上道義指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 ラヴェル 「スペイン狂詩曲」 ラヴェル 「左手のためのピアノ協奏曲」(ピアノ 菊地洋子) ラヴェル 組曲「クープランの墓」 ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」 ラヴェル 「ダフニスとクロエ」第2組曲