交響曲第5番

事前情報として「シモノフ氏の指揮姿はかなり変」という話は仕入れていたのだが、なるほど、変だ。“踊るように”と言えば聞こえはいいが、その踊りは殆ど“ロボットダンス”。玩具の猿が太鼓を叩くみたいにカクカクと両手を揺らしたり(そのときの足はガニ股)、クロールで泳いでいるみたいに両手をウネウネと交互に前に突き出したり。指揮というよりは、パントマイムと解釈したほうがすっきりする気がせんでもない。