2005-03-06から1日間の記事一覧
インバルに関しては、ラヴェルやストラヴィンスキーの作品集を聴いたことがあるのだけれど、いまひとつ好きになれなかった。ものすごい精度でオーケストラをコントロールして、響きのバランスなど、舌を巻くほど完全に統制されているのだけれど、あまりにも…
やや地味な音色で、とても穏やかで上品な歌い口。「我れが、我れが」と肩をいからせて前に出ることなく、まるで旋律はすがすがしい微笑のよう。育ちの良い純朴なお嬢さんが、春の新緑の中でご機嫌に歌を口ずさんでいるような音楽だと思った。なんてったって…
ヴァイオリニストの川久保賜紀さんはキャンセル。 川久保さんに関しては、以前に京都市交響楽団(岩城宏之)とチャイコフスキーのコンチェルトを演奏するのを聴いたことがあった。そのときに、「音楽に大きなうねりを持たせることができるひとだ」と感じた一…
エリアフ・インバル指揮 ベルリン交響楽団 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 マーラー 交響曲第9番