オール・ラヴェル・プログラム

井上道義氏によるオール・ラヴェル・プログラム。井上氏のライブは、去年の大フィル定期で急病のフェドセーエフの代演したのを聴いて以来2度目。前回はシチェドリンカルメン組曲ドヴォルザーク交響曲第8番が演目で、その独特の音楽の盛り上げ方というか、温度と湿度の高さが非常に面白かった。ただ、ラヴェルの音楽と、あの夜に聴いた音楽の語り口はいまひとつ私の頭の中で混じり合わず、どうなるんだろうな、と期待しながら演奏会にのぞんだ