終演後

当然のように沸き起こった盛大な拍手の中で、大植氏は丁寧に各パートをねぎらい、聴衆の拍手を受けさせていた。これもいつものことながら、大植氏の「オーケストラを褒めて育てる」姿勢をひしひしと感じる。いい演奏をしたら、それに見合った反応を示して、オーケストラを、そして団員のひとりひとりを心からねぎらう、というのも聴衆の大切な役割なんだな。